かれこれ結構な年月かかわらせて頂いているので実装するにあたってのこれはーみたいなのが溜まってきたのでここいらで吐き出しておきます
簡単にできる割に体験が良いもの、軽い気持ちでやったら後々苦労するものなど
tooltip
設定されたカラムでカーソルをあわせたまましばらく待つとtitle的なものが表示される機能
文字量が多く途中で途切れてしまっているときとかに有用です
columnDefにtooltipField
もしくはtooltipValueGetter
を設定するだけなのでできるだけつけてあげたほうが親切ですね
v20からカスタムコンポーネントを適用できるようになったのでさらに自由度がましています(ブラウザのtitle
相当のツールチップも今までどおりgridOptions.enableBrowserTooltips = true
を指定することで可能)
ag-Grid: Components - Tooltip Component
context
いわゆるag-Grid内でグローバルに参照できる値たちをもたせることができる機能
params.dataをいじってどうのこうのという感じの無理やりな実装方法を避けられる
セルのデータのコールバックや、カスタムセルのレンダリング時などに渡ってくる値以外にデータを渡したいときに使う用だと思っています
使えそうなパターンだと以前記事に書いたデータの差分とってなにかやりたいときとかに使えそうです
ag-Grid Features: Context Object
ag-Gridで任意のデータをコールバックで使いたい - notebook
これを知らないときに無理やりparams.dataの中身に表示と関係ないデータを追加して実装するという暴挙にでてたのでこれで安心
無知は死!
CSV Export
よくあるCSVダウンロード機能
実装も簡単だしあって困ることはないので大体は実装しちゃって良い気がします
ただセルのテンプレートで凝ったことやったりしているとCSV用のValueを用意するる必要が出てくるので要件次第かも…
CSV Export: Core Feature of our Datagrid
sizeColumnsToFit
データの中身の長さによって自動で列幅を調整してくれるAPIから呼べるメソッド
API経由で呼び出すだけでOKなのでサイズ調整が必要なくなるので楽です
ag-Grid Reference Guide: Grid API
Quick Filter
グリッド上の全データに対してフィルタをかけてくれる機能
サンプルがあるのでそれを見ていただくのが一番わかりやすいと思います
やろうと思えば各列でquickFilterが検索対象とするデータをcallbackで設定できる
複雑なことをしないのであればデフォルトでも結構使えます、この機能はおそらく開発側よりも使う側にあると嬉しいかなと思います
内容的には表の中のデータから検索してくれるってだけですが、わざわざフィルタを開いて入力してーっていう手間がないのと直感的にわかりやすい
単純に便利だと思うのでこれは最初から入れていて良いと思っています
Quick Filter: Core Feature of our Datagrid
StatusBar
エンタープライズ機能だけど一応
Status Bar: Enterprise Grade Feature of our Datagrid
レンジ選択(エンタープライズ)との組み合わせで設定だけでエクセルみたいな事ができる
「選択範囲の合計は○です」といった感じの挙動
エンタープライズ持っているならとりあえず入れておいて良いのでは?と思います
まとめ
実際に書き出してみたらサンプルのリンク貼るだけでになってしまいました
1つ1つは記事にするまでもないかなという感じだったのですが公式ドキュメントを毎度検索してこれできるかなーと探すのもたいへんではあるので誰かのお役に立てればと思います